「よぉ、ミリィじゃねえか」
騎士団専用の浴室(とはいえ本格的なお風呂じゃない。ほとんど蒸し風呂)に入ると、先客の中にピッツァさんがいて片手を挙げてきた。
「あ、ピッツァさんこんばんは。お久しぶりです」
わたしはタオルを巻いて入るけど、相変わらず彼女はすべてあけっぴろげ。完全にすっぽんぽんで、脚を広げてさえいる。両手を広げて後ろにもたれかかっているから、すべてまる見えなんですが…。
「ピッツァさん、タオル巻かないんですか?」
「ん?ンなもん必要ないだろ?人間、ありのままの姿が一番さ!」
ガハハハ!と豪快に笑う彼女はいつまでも変わらない。まぁ、今さらだけどね。
「こんな時間まで…ってことは、ずいぶん張り切って訓練してきたようだな」
ピッツァさんが鼻歌混じりにそう言ってきたから、コクリと頷く。
「はい。アスター王子が付き合ってくださいましたので」
「あー…アスターか。そろそろアイツも我慢しきれん頃かな?」
ニヤニヤ笑いのピッツァさん。絶対、良からぬことを考えてるよね。
彼女はアスター王子の事となると、途端に悪戯っ子になる。
「部屋に帰ったら気をつけるんだぜ?アスターが野獣になりかねんからな。ピンチの時は股間を一発!これで大人しくなる」



