【完結】捨てられた男爵令嬢は騎士を目指す2〜従騎士になったら王子殿下がめちゃくちゃ甘いんですが?


「あらあ〜まだそんな悪い習慣があるのねぇ」

ソニア妃が珍しくまともなことをおっしゃいましたが…その次はやはりまともじゃないぶっ飛んだ発言を繰り出す。

「アスターが忙しすぎてミリィちゃんとイチャイチャできないなんて、悪い習慣だわ〜わたくしが王宮で悪い子たちにメッ!として来ようかしら〜」
「母上、お願いですからやめてください。下手したらこの辺り一体が壊滅状態になりますから」

御母上様の発言を、息子のアスター王子がすぐさま止めた。当たり前だ。
ソニア妃は男女問わず騎士の中でも最強を誇り、さらに魔術師としてもアスター王子を遥かに凌ぐ実力。そのうえ常識知らずのぶっ飛んだお方。そんな方が王宮で頭がカチカチの懐古主義の貴族と相対したら…結果は火を見るよりも明らか。アスター王子は控えめにおっしゃられたけど、王宮のある首都すら壊滅状態になるかもしれないんだよね。

ハッキリ言ってフィアーナ王国よりも、御母上様の方がよほど恐ろしい。

「あらあ〜なぜ?わたくしはただ、あなたとミリィちゃんがいちゃついてほしいだけよぉ。それを遠くから眺めてにやにやしたいのにぃ」
「……ソニア、頼むからそれやめろよ?…ってか思ってても口にするな?」

やっぱりピッツァさんさえ、ソニア妃の前だと常識人に見える不思議…。