これが永遠に続けばいいのに。


伊織のキスは甘くて激しくて。でも私のことを想ってくれているということは伝わってくる。


これが……両想いってことなんだね。



「……帰って夏休みの計画でも練るか」


「そうだね!これで夏休み遊べる!」



私の酸素が足りなくなってきた頃伊織はキスをやめて私の手を握った。


ようやく始まった私たちの恋。


これからもずっとずっと隣で笑っていられますように。どんな困難があってもふたりで乗り越えていこうね。


私の彼氏は……冷徹冷酷な王子さま。


だけど……とろけそうになるほど甘く溺愛してくれる優しい彼氏です。



【終わり】