自己解決して頭を下げる美織を前に、史哉は自分でもジョークなのか本気なのかわからなくなってきた。 「でも、瀬那さんが本当にいいとおっしゃるなら、お世話になってもよろしいでしょうか……?」 ようやく覚悟を決めたらしい。 「誘ったのは僕のほうですから。では行きましょう」 彼女のスーツケースを引き、ホテルをあとにした。