気高きホテル王は最上愛でママとベビーを絡めとる【極上四天王シリーズ】


《じつはホテルの予約をミスってしまって……。瀬那さん、ほかにどこかご存じないかと思いまして》


それは驚くべき電話だった。


「別れたばかりで連絡がきたものだから、僕に会いたくなったのかと思いました」
《あ、いえ、その……》
「というのは冗談ですが、それはお困りでしょう。すぐそちらに向かいますよ」


半分本気だったが電話の向こうで戸惑う様子が伝わってきたため、慌てて言いなおす。通話を切り、急いでマンションを出た。