気高きホテル王は最上愛でママとベビーを絡めとる【極上四天王シリーズ】


お昼ご飯はなににしようか。
食事を終えた史哉がシャワーを浴びている間、美織はパントリーや冷蔵庫を開けて食材のチェックをしていた。

作り置きは食べ終えたらしく食材もほとんどない。ひとり暮らしの男の部屋そのものだ。

(買い出しにいかないとダメかな)

あきらめてパントリーの扉を閉じると同時にインターフォンが鳴った。


「誰だろう……? 宅配便でも届く予定があったのかな」


史哉からは、誰かが訪れるとは聞いていない。首を傾げながらモニターをタップ。映し出された人物を見てドキッとした。

(えっ……)

美織くらいの年齢の綺麗な女性だったのだ。


『おはようございます。笠原(かさはら)です』


相手は名乗るが、美織は喉の奥のほうで声が詰まって言葉が出てこない。