気高きホテル王は最上愛でママとベビーを絡めとる【極上四天王シリーズ】


しかし快諾は直後に後悔することになる。上半身を晒した彼を前にして、ドキドキと胸が高鳴ってしまうのだ。

入籍してから何度か体は重ねている。陽向も含めた三人でお風呂にも入っている。それなのに見慣れないのは、引きしまった体が美しいせいだ。

不謹慎だから鎮まってと念じると、余計に鼓動がスピードを速めていくからかなわない。この体に抱かれたシーンまで思い出して赤面する。電気が煌々とついていなくて助かった。

なるべく見ないようにしながら体を拭っていると、不意にその手を史哉に取られた。


「やっぱり自分で拭けばよかったよ」
「どこか拭き足りないところがありますか? もっと力を入れたほうがよかった?」
「いや、違う。熱がぶり返しそうだ」
「えっ? ――きゃっ」


言っている意味が理解できないまま、いきなりベッドに押し倒されてしまった。


「史哉さん……?」
「不意打ちにやって来てどういうつもり?」


先ほどまでの弱々しい眼差しはいったいどこへ。史哉は意味深な目をして見下ろした。