気高きホテル王は最上愛でママとベビーを絡めとる【極上四天王シリーズ】


「今日はこのあと入籍するのよね? 美織さんはいつ沖縄から越してくるの?」
「えっとそれは……」


春子から当然の質問をされて返答に困る。
彼の両親にしてみれば、大勢の社員を抱えた息子を中心に考えてあたり前。美織が沖縄から移り住むのが前提だろう。


「母さん、そのあたりはまだはっきり決めてないんだ。美織も向こうで仕事をしているし」
「そう。それじゃしばらくは週末婚みたいになるのかしら」


春子が顎に手を添え、首を傾げる。


「そうなるかな」
「史哉さんには不自由をさせてしまい、すみません」
「美織さんに謝らせるつもりはないのよ。私こそ余計な口出しをしてごめんなさいね」


春子の気持ちは十分理解しているため、逆に謝罪させてしまい申し訳なくなる。


「まぁそう焦る必要もあるまい。今はいろんな夫婦の形があるんだから、ふたりのペースで思うようにやったらいい」