「い、いや、でもそれは……」
「今はメル友だって茉柚子さんが言ってましたけど、なかなか脈がありそうでしたよ?」
「え! 本当かっ!? ま、茉柚子さん、他に何か俺のこと──」
「暮? モモ! そんな所で何やってんだ~練習するぞっ」
核心に触れようとした矢先、凪徒の大声が暮の恐る恐るな小声を打ち消した。
モモは咄嗟に振り向いて、凪徒に「はーい!」と叫び返す。
「あいっつぅ、また俺の恋路を!!」
「暮さん?」
いきなりすっくと立ち上がった暮は、猛スピードで走り寄り、目を丸くして立ち止まる凪徒に向かって強烈なタックルをかましていた。
「く、暮! いきなり何すんだよっ!?」
「うるさーい!!」
目の前で繰り広げられる『いつもとちょっとだけ逆の風景』に、モモの笑顔は苦笑いから柔らかな微笑みに変わった。
もう少しで春が来る──あの桜並木の高台の町で、交わした夜桜の約束は……今度こそ、叶うの……かしら?
「今はメル友だって茉柚子さんが言ってましたけど、なかなか脈がありそうでしたよ?」
「え! 本当かっ!? ま、茉柚子さん、他に何か俺のこと──」
「暮? モモ! そんな所で何やってんだ~練習するぞっ」
核心に触れようとした矢先、凪徒の大声が暮の恐る恐るな小声を打ち消した。
モモは咄嗟に振り向いて、凪徒に「はーい!」と叫び返す。
「あいっつぅ、また俺の恋路を!!」
「暮さん?」
いきなりすっくと立ち上がった暮は、猛スピードで走り寄り、目を丸くして立ち止まる凪徒に向かって強烈なタックルをかましていた。
「く、暮! いきなり何すんだよっ!?」
「うるさーい!!」
目の前で繰り広げられる『いつもとちょっとだけ逆の風景』に、モモの笑顔は苦笑いから柔らかな微笑みに変わった。
もう少しで春が来る──あの桜並木の高台の町で、交わした夜桜の約束は……今度こそ、叶うの……かしら?



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