「あ!美桜先輩たちからメッセージきたよ!もうちょっとしたら、部室に顔出すって!」
スマホを確認し、微笑む真凛ちゃん。
私はそんな彼女に、颯真くんのことを相談するか迷っていた。
真凛ちゃんとはまだ出会って日が浅いけど、頼りになるし、信用できる。
きっと、颯真くんのこと、久瀬先輩のことも一緒になって親身に考えてくれるに違いない。
それはわかっていた。
でも、まずは…。
久瀬先輩が本当に私の知ってる颯真くんと同一人物なのか、きちんと確かめないと何も進まないから…今はまだ早いよね…。
そう思い、私は彼女に相談したい気持ちをグッとこらえることにする。
その時。
『久瀬先輩って、遥奈先輩のこと好きなのかな?』
そう言ってた真凛ちゃんの言葉をふと、思い出した。
もし、久瀬先輩が颯真くんで…、彼が遥奈先輩を好きだとしたら、私はどうするのだろう。



