恋と、嘘と、憂鬱と。



実際、見学に行ってみて、入部してみたいと感じたのは事実だ。

今日、帰宅したら早速、和音さんにも相談してみようかなと、思っている。


それに…久瀬先輩のこともあるし…。


「まぁ、季里も忙しいだろうし…無理にとは言わないけど…私は季里が一緒に入部してくれたら嬉しいな」


考え込む私に気を遣ってか、真凛ちゃんはそう声をかけてくれる。


「私も真凛ちゃんとだったら楽しいと思うし…今日帰ったら相談してみるよ。とりあえず仮入部届けだけは出しちゃおうかなって考えてる」


「本当に!?嬉しい〜!私が強引に誘いすぎたかなってちょっと反省してたんだよ〜、季里も入部したいって思ってくれてるならよかった!!そしたら、早速今日の放課後にでも仮入部届け出しに行っちゃおう!」


私のその返事にパアッと表情を明るくし、真凛ちゃんはギュッと、私に抱きついた。


「うん…!」


そんな彼女に応えるように、私も軽く抱きしめ返したのだった。