パチンと、素敵にウインクをする真凛ちゃんは、今から相当気合いが入っている様子。
「…そうだね、私、星を見るのは結構好きだしとりあえず仮入部してみてもいいかも」
「ほんと!それならよかった」
楽しげな彼女に表向きは同意しつつも、心は裏腹で。
「てか、天文部本当にレベル高かったよね!どの先輩がタイプ?霧谷先輩とか雰囲気大人っぽくて素敵だったな〜。あと、顔は断然久瀬先輩だね!ちょっとクールな所もかっこよかったし」
「わかる!私、久瀬先輩派だな〜」
廊下を歩く他の女生徒達のそんな会話が聞こえてきて、私は少しだけモヤっとする。
そんな自分に対し、心の中で小さくため息をこぼしつつ、私は真凛ちゃんと共に自分のクラスへと戻ったのだった。



