恋と、嘘と、憂鬱と。



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「ほら、とりあえず…コンシーラー貸してあげるからちょっとこっち向いて?」


真凛ちゃんは、そう言いつつ、後ろの席に座るとスクールバッグの中から大きめのポーチを取り出した。


中には、日焼け止めにコンシーラーやリップ、パウダーなどが入っていて。


「真凛ちゃん、色々持ってるんだね!普段もメイクするの…?」


気になって思わず、問いかける私。


「まぁ…休日とかはちょっとするくらいよ?それに学校の日は、身だしなみ程度だから」


目立つクマ部分にコンシーラーをつけ、手持ちのスポンジで軽く、なじませながら真凛ちゃんは微笑む。


最後に軽くパウダーまですると、


「うん、これでさっきよりマシになった!鏡見てみて?」


と、自分の鏡を手渡してくれた。
 

…ほんとだ。クマ目立たないかも!


寝起きで鏡を見た時に比べると、幾分か血色もよく見え、クマも綺麗に隠れている。


「うわぁ。真凛ちゃん、すごい!ありがとう!」