少し涙目になりながらも、霧谷先輩に食って掛かる様子を見て、二人は仲が良いんだなと感じる。
「…まぁ、速水のことは置いといて…季里ちゃんゴメンね。急にちっこいの出てきてビックリしたでしょ?コイツは、2年の速水友也。あ、覚えなくてもいいからね?」
「…ったく、お前は本当に良い性格してんな…」
あっけからんと言ってのける霧谷先輩に、若干諦めたように速水先輩は、小さくため息をついた。
…えっと…とりあえず、挨拶しといたほうがいいよね?
「あ、あの…はじめまして。1年の堀田季里です。速水先輩、よろしくお願いします」
「…あぁ、よろしく。俺は2年の速水友也。まだ学校も慣れないだろうし、何かあれば声かけてな?」
速水先輩は、私に向かってニコッと元気よく笑いかけてくれた。



