恋と、嘘と、憂鬱と。


私も笑顔で彼女にそう言葉を返した時。


キーンコーンカーンコーン…


下校を告げるチャイムの音が校内に鳴り響く。


「楽しみにしてるわね!…っと、あ!もうこんな時間!ごめん。もっと話してたいんだけど、今日、入学式だから家族でご飯食べに行く予定みたいで…私そろそろ行かないと。季里ももう帰る??」


真凛ちゃんは、バッと立ち上がり必要な荷物だけ鞄に詰めると、私に問いかけてきた。


「うん。私も大家さん達と夕飯食べる約束してるからそろそろ帰るよ。これだけ整理してから帰るから、真凛ちゃん急いでるなら先に行って??」


「わかった!じゃあ、先に帰らせてもらうね?季里、また明日ね!!」


ヒラヒラと、私に手を振りながら教室を後にする真凛ちゃん。


私もその後ろ姿に手を振りながら、


「うん、また明日ね!」


と、挨拶を返したのだった。