「それに仙道先輩のこと大好きだしな、あの人」
フッと呆れたように微笑んだ颯真くんに私も同意して頷いた。
「確かに、そうだね」
遥奈先輩も仙道先輩も、お互いのこと大好きなんだってこと伝わってくる。
私にとっても憧れのカップルだ。
「だろ?…まぁ、遥奈先輩には幸せになってほしいって思うよ。正直どっちかて言うと、今はお節介な姉ちゃんみたいな感じかな。勝手に部活に入部させられたり、小言は多いし…大変だけど」
ハァ…と、肩をすくめる颯真くんに私はクスッと笑みをこぼす。
「遥奈先輩、面倒見いいよね。私も大好きだもん」
「季里は、緑葉谷高校…楽しいか?」
「うん。勉強はちょっと大変だけどね…。友達も先輩も優しいし。和音さんや充希くんも良くしてくれるから」
「……」
私がそこまで話した時、何故か急に颯真くんが押し黙ってしまった。
何か考え込むような表情の彼。
心配になった私は「颯真くん?どうかした…?」と問いかける。



