未だに追いつかない頭で懸命に、状況を整理していると。
「颯真いいのよ?せっかくだし、うちに泊まっていけば?心音ちゃんも泊まりたいって言ってるし」
優しげな玲子さんの声も聞こえてきて、私はハッとする。
玲子さん、颯真くんと連絡とってたの?
颯真くんと連絡がついていたという話は、玲子さんからは聞いていない。
だから、島に戻ってきた時に颯真くんのことについてどう言おうか迷ってたくらいだし…。
いつから?何で玲子さんは話してくれなかったの…?
ザワザワと胸がざわつく。
「いや、今日は…皆には俺が来ること話てないから…それに」
それに?
話の続きが気になって、そっと聞き耳を立てた時。
「あっ…ったく季里、全然帰ってこないから心配したんだけど……ってどうかした?」
突然、背後から声をかけられ、ビクッと身体がはねた。
「充希くん…?」
おそるおそる振り返ると、そこにいたのは額に汗をかいた充希くん。
どうやらなかなか帰ってこない私を心配して探しに来てくれたようだ。



