今さら嘘をついてもしょうがないし、眞子ちゃんも颯真くんのことは知っている。
島にいる間に私が手紙を送り続けていたことも…。
島を出てから色々あったけれど、颯真くんに会えたことは本当なのだ。
眞子ちゃんに心配をかけないためにも、私はなるべく笑顔でそう答える。
「そっか…。よかった!季里ちゃん、颯真くんのこと大好きだったもんねぇ〜。小さい頃なんか特に、微笑ましかったし」
昔の私達を思い出したのか、クスッと微笑む眞子ちゃん。
「そうだったかなぁ…あはは」
「颯真くんにべったりだったもん。季里ちゃん。ねぇねぇ、写真とかないの?」
キラキラした瞳で期待を込めた視線を送る彼女に私は苦笑いを浮かべた。
新入部員の歓迎会の時の写真ならあるけど…。まぁ、眞子ちゃんに見せたって別に問題ないよね。
そう思った私はスマホを取り出し、「ちょっとだけならあるよ」と数枚の写真を眞子ちゃんに見せた。
「へぇ…!やっぱりイケメンに育ってるのね〜」
最初はそんな感想を述べつつ、画像を見ていた眞子ちゃんだったが、徐々に何か考え込むような表情に変わっていく。



