美桜先輩も真凛ちゃんも感心したように口々に声を上げる。
「いや〜まぁ、昔から野球だけは頑張ってたからね。姉としては応援してやらないとな〜って思ってさ。さてと、私もそろそろ帰らなきゃ」
スマホで時間を確認した眞子ちゃんは、スッと立ち上がり私達に向かって。
「皆と会えてよかったよ。私も来年からそっちの方の大学だし、よかったら色々教えてね」
それだけ言い残し、笑顔で部屋を出て行こうとする。
「あ、私、眞子ちゃん途中まで送ってくるね」
「わかった〜。いってらっしゃい」
そんな彼女の背中を追いかけて、私も一緒に部屋を後にしたのだった――。
*.+ ❀ *:・゚*
「季里ちゃん、わざわざ送ってくれてありがとね」
「ううん。てか、すぐそこだもん…!それに私も久しぶりにおばさんにも挨拶したかったし」
眞子ちゃんの言葉に、私はそう言って、小さく首を横に振った。
旅館から10分ほど歩くと、私の実家、そして、眞子ちゃんの家もある。
懐かしい道のりを2人で歩くと、なんだか昔に戻ったみたいで懐かしい。



