「…っ。ハァハァ…あはは!季里って結構色々思ってるんだな〜。基本フワフワしてるからストレスとかなさそうなタイプだと思ってた」

「そんなことないよ!私だって言えないだけで…色々頭の中で考えてるよ」

そこまで言い合って、気づけば私と真凛ちゃんは顔を見合わせて大きな声で笑っていた。

「…ふふ。あ〜…久しぶりにこんなに笑ったなぁ。真凛ちゃんのおかげだよ」

「いえいえ。こちらこそ日頃のストレス言い合えて楽しかったよ?ま、とりあえず。私は何があっても季里の味方だからそれだけは覚えといて?季里が決めたことだったら…全力で応援するから。さ、そろそろ昼休み終わるし教室戻ろうか」

最後にそれだけ付け加え、真凛ちゃんはお弁当の入ったバッグを持って立ち上がる。

「うん…!そうだね」

私もそんな彼女に促されて、お弁当箱を直し、一緒に教室に戻るため、歩き出した。


今日、私、真凛ちゃんともっと仲良くなれた気がする…。

本音で話すことができて本当に良かったと心の底から思えた…そんな日となった。