「…!!そ、そうだよ!」

「なんか、思い返したらだんだん腹立ってくるね。私はずっと待ってたのに、連絡もよこさないし…あまつさえ私のこと気づいたのに最初は他人のフリするし…?私、お人好しすぎだよね!?」

言葉に出すと、自分が考えていた以上にペラペラと文句が出てきて内心驚いた。

「…おぉ。季里の黒い笑み初めて見た…でも、本当にそう!」

大きな瞳をパチパチさせて、真凛ちゃんは私に詰め寄りながらも援護射撃をしてくれる。

「自分ばっかり正直に話して…私だって色々話したかったことあるんだから!」

「そうだ、そうだ!よし、こうなったら季里の代わりに私が文句言ってやる」

その後も、しばらく二人で色々日頃のストレスをぶちまけた。

途中からは「もう毎日毎日、課題おおすぎ」「小テストの数も多いしね」と関係のない学校の愚痴まで飛び出す始末。