そう言って、ボロボロと涙をこぼす彼女に対して私は首を大きく横に振った。
「そんなことない!無理やりとかじゃないよ。入るの決めたのは私だもん!それに、たぶん天文部に入らなかったら颯真くんとも遥奈先輩とも…ちゃんと話せなかった。私ね、今他の先輩たちとも、もちろん真凛ちゃんとも部活一緒に出来て楽しいんだよ?だから…誘ってくれてありがとう真凛ちゃん」
ニコッと、真凛ちゃんに向かって微笑みかける。
だって、それが私の本心なんだもん。
「…っ、ううん。こっちこそ…話してくれてありがとね」
未だにグスッと鼻をすすりながらも、真凛ちゃんは小さく笑ってくれたから私も内心ホッと胸を撫で下ろす。
「はい、これで拭いて」
「ありがとう…」
私が差し出したハンカチを受け取り軽く瞳に残る涙を拭いた真凛ちゃん。
すると、今度はジッと私の顔を凝視したかと思うと。
「…それで、季里は久瀬先輩のこと…好きなんだよね?気持ち…伝えたりするつもりはないの?」
おもむろにそう問いかけてきた。



