恋と、嘘と、憂鬱と。


そして、その日は突然訪れる。

『なに、これ…手紙?』

その日は日曜日で。

期末テストも近かったことから颯真の家でいっしょに勉強をすることになっていた私たち。

『ちょっと、コンビニ行ってくるけど、遥奈なんかほしいのある?』

『お!ありがと。じゃあチョコ系のお菓子食べたいな』

『わかった。チョコ系ね、すぐ戻るから』

休憩がてらコンビニに行くと言う颯真を見送って、私は颯真の部屋に1人残っていた。

ちなみに心音ちゃんは今日は颯真のお母さんと出かけていて家にはいないらしい。

『ん〜。私もちょっと休憩しよっかな〜。あ、英語の辞書忘れたんだよね。颯真の借りよっと』

そう思って、立ち上がった私は颯真の部屋の本棚から辞書を探していた時。

…ん?なんだろ…箱??

本棚の下の方に少しホコリをかぶった箱を見つけた。

つい気になって、その箱を手にとり、軽く振ってみる。

なんかのお菓子の箱みたいだけど…音的にはなんかプリントでも入れてるのかな?