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ふーん。なるほどね…。
私の目の前で肩身が狭そうに座っているのは、堀田季里ちゃん。
今年から、私が通う緑葉谷高校に入学したばかりの新1年生。
そして、私が部長を務める天文部の後輩だ。
初めて会った時の季里ちゃんの第一印象は、小さくて可愛い子、だ。
だから、季里ちゃんが部活の見学に来てくれたことも、友達の真凛ちゃんと一緒に入部してくれたことも本当に嬉しかったし。
可愛い後輩が増えたってそう思った。
けど。
『季里ちゃんって、遥奈先輩と雰囲気似てますよね〜。2人共小さくて可愛い小動物系!』
『あ、美桜もそう思ってた?私も似てるなって思ってたんですよ』
そう同じ天文部の後輩の美桜ちゃんと莉々花ちゃんに言われたこと。
『先輩、聞いてください!久瀬のやつ、この前堀田のこと古典の橋本から助けてたんすよ。意外っすよね〜。俺もびっくりしました』
そして、颯真が季里ちゃんを助けたと速水くんから聞いた時から彼女のことは、違う意味で気になり始めていた。