恋と、嘘と、憂鬱と。



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「…あれ?心音ちゃん、寝ちゃいました?やっぱり疲れてたみたいですね…」

公園を出てしばらく。

ふと、横を見ると久瀬先輩に持たれかかりスースーと、寝息を立てている心音ちゃんに気づいた。

むにゃむにゃと、幸せそうに微笑みながら寝ている彼女にクスッと私は笑みを浮かべる。

「…さっきから話さなくなったと思ったら、寝てたのか…。今日はいつも以上にはしゃいでたからな…。堀田と遊んだのが相当楽しかったみたいだ」

久瀬先輩もチラッと、背負っている心音ちゃんの様子を伺いつつ、フッと微笑みそう言葉を紡いだ。

「い、いえ…。私は特には何も…こっちが心音ちゃんに相手してもらっちゃった感じで…」

「いや、しっかり面倒を見てくれて助かったよ。ありがとな」

「…はい」

「……」


ど、どうしよう。心音ちゃんが間に入ってくれないとなかなか会話が続かない。

でも、今ならもう一回聞けるかな。
颯真くんのこと、遥奈先輩との関係も…。


無言になってしまい、何か話しかけなければと焦る私だったがいや、これはある意味チャンスだと開き直る。