恋と、嘘と、憂鬱と。


寂しそうに言葉を紡ぐ心音ちゃん。

「…そ、そっか。よくお家に遊びに来てたんだ」

まさかの発言に動揺を隠せない私は、少しだけ声が震えてしまう。

「うん。でもね、もう来なくなっちゃったの。お兄ちゃんに聞いてもなんでか教えてくれないし…心音のこと嫌いになっちゃったのかな?」

私の手を握る心音ちゃんの手が少し震えている。

「そんなことないと思うよ?遥奈先輩、今色々学校でも忙しいし…遊びに来る時間がとれないだけじゃないかな…?」

優しく語りかけるように彼女に声をかけた。

「そっか、遥奈お姉ちゃん忙しいんだね…。心音のパパとママもお仕事してて忙しいの。だから、心音、お休みの日はお兄ちゃんと遊ぶんだ!」


「そっか、お兄ちゃん優しいね」