恋と、嘘と、憂鬱と。



「莉里花ー、2人帰っちゃったし、うちらもそろそろ帰る?」


「そうねぇ…遥奈先輩たちも好きに解散してって、言ってたし」


「先輩たちが帰るなら私も帰ろうかなぁ。季里のことも気になるし…あとで、私からも連絡してみますね」


美桜ちゃん、莉里花ちゃん、真凛ちゃんたちから、そんな話題が出始めた時。


「あれ?鍵落ちてんぞ。つか、理央これって久瀬の…だよな?」


椅子の下に落ちている鍵に気づいた速水が慌てて俺に見せてきた。

「ほんとだ。そのキーホルダー…颯真のだよ。意外と可愛いのつけてるなって思ってたから覚えてる」

小さな星のチャームがついたキーホルダー。

こういうのつけるんだ、意外…。


と、思ったことがあり記憶に残っていた。


「今、走れば間に合うんじゃね?鍵ないと困るだろ。俺、届けてくる」


「じゃあ俺も行くわ。皆、お疲れ。先に行くね」