恋と、嘘と、憂鬱と。



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「なぁ、理央。最近、久瀬の雰囲気ちょっと変わったと思わね?なんというか少し柔らかくなったっていうか…前より部活にも顔だしてるみたいだし。今回、遥奈先輩の言いつけとはいえ、歓迎会も来るってきいたぜ?」

歓迎会の日の少し前の放課後、突然速水からそんな発言が飛び出した。

人当たりがよく誰とでもすぐ仲良くなる速水。

そんなフレンドリーな奴でも、颯真には少々、手を焼いているようだ。

「速水って、結構周り見てるよな。なんだかんだ世話好きだし」

「だって、久瀬って放っといたら心配なんだよ。それに、普通に俺、久瀬のこと友達として好きだしさ」

ニカッと、俺に向かって速水は微笑む。


…まぁ、それは同感。


「…そうだな、颯真って冷たそうに見えて、案外シレッと人助けとかするもんな」


「わかるわかる!」