先ほどの会話を思い出して、クスッと微笑みながら答える。
「…あのさ、玲子おばさんに何か余計なこととか言ってないよね」
私が微笑んだ瞬間、何かの気配を感じ取ったのか充希くんは眉を潜めて私に詰め寄った。
「い、言ってないよ!何も!ただ、仲良くしてもらってるって話しただけ」
玲子さんと話した充希くんの話題を思い出しつつ、ブンブンと首を横に振り否定する。
そうだよ、余計なことなんて言ってない…はず!
真っ直ぐに充希くんの目を見つめ、身の潔白を訴えていると、先に目を逸らしたのは彼の方。
「…わかった、もういいよ。それより季里、母さん来週退院が決まったらしいよ。さっき、メッセージきてた。そっちにもきてるんじゃない?」
「え、ほんと!よかった〜!!あ、玲子さんと電話してて気づかなかったけどメッセージの返信もきてた」
和音さんの退院決定の報告。
予想していなかっためでたい知らせに私は満面の笑を浮かべた。



