恋と、嘘と、憂鬱と。


「あ!季里ちゃん、遅くなってごめんね!カフェすっごく素敵!SNSで見てた以上だよ〜」

私に気づいた遥奈先輩は、ふふっと、可愛らしい笑みを浮かべている。

今日も可愛いな…。

シンプルな若草色のワンピースに見を包んだ遥奈先輩は、小動物感が増して可愛さ倍増だ。

「遥奈先輩、ありがとうございます…!和音さんにも伝えときますね!あ、あと、料理できたので今から運びますね…!皆さん、適当に座っててください」

そう伝えて、急いでキッチンに戻ると、後ろから

「季里ちゃん、俺も手伝うよ」

と、霧谷先輩が爽やかに微笑んでついてくる。

「あ、ありがとうございます。でも、霧谷先輩、さっき着いたばっかりなのに…」

「いやいや。朝から季里ちゃんたちに準備してもらってるし運ぶくらいさせてよ」