その時。
「…あ!そういえば、充希くんってちょっと悠介と似てるかも…!」
口に出した懐かしいその名前に私は目を細める。
「悠介…?誰、それ」
ピクッと、反応を示した充希くんが私に視線を合わせてきた。
「悠介は、島に住んでた時のご近所さん。私が仲良しの眞子ちゃんっていう子がいるんだけど、その子の弟なの。充希くんと同い年で…まぁ、顔は似ても似つかないんだけど」
なんだろう。雰囲気とか、私との話し方とか、かな?
「…ふーん」
「悠介、野球が上手くてね?よく、眞子ちゃんと応援に行ったな〜」
悠介のことを思い出すと、他の島の皆のことも一緒に思い起こされた。
美咲ちゃんとか、眞子ちゃんも元気かな…?
眞子ちゃんには今度島に戻ったときにでも連絡先教えてもらわないと…!
そう考えていると。
「…悠介ってヤツのこと思い出して嬉しそうにしてるって…なに?もしかして好き…とかなの?」
唐突に充希くんがそんな質問を投げかけてくるもんだから、思わず目を見開く。



