「理央は、久瀬の迎え。アイツ、放っといたら来ない可能性高いからな〜」
速水先輩が、苦笑い気味にそう呟くと、皆、納得したような表情を浮かべる。
久瀬先輩って…信用ないんだな…。
と、心の中で考えていた時。
「…で、盛り上がってるところ悪いけど…僕の存在はいつまで無視なの?ちょっと人が席を外してる間に人数増えてるのはいいけど…」
カウンター席で頬杖をついている充希くんが呆れたように声を上げた。
急に話しかけられて驚いたのか、先輩たちは目を丸くして充希くんに視線を向ける。
すると。
「え!もしかして…季里ちゃん、この子がチャットで話してた大家さんの息子…?ちょっと、なになにー?超綺麗な子じゃーん!」
美桜先輩が目を輝かせながら、そう声を発した。



