真凛ちゃんがそう呟いた時。
――カランカラン
カフェの扉のベルが鳴り響く。
「あ!先輩たち来たんじゃない?」
そう言って、ニコニコと確認しに行く真凛ちゃん。そんな彼女に続いて、私も店内のスペースに向かう。
「2人とも〜おまたせ!ちょうどそこで速水とも会ってさ」
「わぁ。素敵なお店ね」
「おぉ〜めっちゃ良い匂いするじゃん!」
そこには、美桜先輩、莉里花先輩、そして速水先輩の姿があった。
美桜先輩は、ショートのデニムパンツに、ヒョウ柄の肩出しオフショルダーで、ギャル全開といった私服。
対して、莉里花先輩は、チェックのタイトスカートに少しフリルのついた白ブラウスで、清楚な印象だ。
ちなみに速水先輩は、ジーパンにパーカーと動きやすさ重視の私服。
「先輩たち、お疲れ様です。季里が一生懸命作ってくれてますよ〜」
ふふんと、得意げにそんな報告をする真凛ちゃん。
「本当!楽しみ〜。ね、莉里花!」
「うん!あ、季里ちゃん、これちょっとだけど私と美桜から。近くの美味しいケーキ屋さんのケーキ買ってきたの!デザートで食べよ?」



