恋と、嘘と、憂鬱と。


私の部活の話なんて、興味なさげだったから、絶対に覚えていないと思っていた。

そのことがちょっと嬉しくて、思わず頬が緩んだ私。

「…なに、笑ってんのさ。もしかして馬鹿にしてる?これでも記憶力はいい方なんだけど?」

「え…。いや、そういうわけじゃないんだけど……ごめん」

ジロッと、綺麗な顔の充希くんに睨まれると、つい反射的に謝ってしまう。

綺麗な顔は迫力があるな…。

なんて、考えて苦笑いを浮かべると。

「それで…、歓迎会うちでするの?」

「…あ、さっき病院出るときに部活のグループチャットには連絡したんだ。和音さん場所は使っていいって言ってくれたし…まだ、返事来てなかったと思うけど…」

先ほどスーパーでスマホを操作している時は特にメッセージが来ていなかったことを思い出す。


「…ふーん。もう返事きてるかもよ?確認してみて」


「う、うん。分かった」


そう充希くんに言われ、私は素直に鞄にしまっていたスマホを取り出し、画面を開く。