恋と、嘘と、憂鬱と。


メッセージ…?

キョトンとした私に気づかずに、

「連絡できなくてゴメンね。お店はできないけど場所の提供くらいなら、全然いいわよ?せっかくだし、買い出しとかして季里ちゃん作る?レシピは教えるし」

と、話を進める和音さん。

その瞬間、ハッと思い出した。

そうだ…!歓迎会の場所の話…!!

和音さんのケガに気を取られ、すっかり忘れてしまっていた。

「…あ、ありがとうございます。他の先輩たちにも連絡して見ますね…!あ、というか和音さん!入院今日からでしょ?家から荷物とか持ってくるものあります??」


「今の所、充希に色々持ってきてもらったから大丈夫よ。また、必要なものとかお願いする時は連絡するわ…。そしたら、2人ともしばらく迷惑かけると思うけど…家のことよろしくね」


和音さんは最後にそう言って、軽く頭を下げる。

そして、そのまま近くにいた看護師さんに連れられ、笑顔でケガをしていない方の手を振り、来た道を戻っていったのだった。