恋と、嘘と、憂鬱と。


すると。
 

「…充希、あんた素直じゃないわね…。本当に、誰に似たのかしら…」

和音さんが呆れたようにそんなことを言うものだから、私も思わずクスッと笑みをこぼす。


「うるさいな…。母さんが素直すぎるんだよ」

と、バツが悪そうに和音さんを睨みつける充希くん。


そんな二人の仲の良いやり取りに私は自然と表情が緩んだ。


「じゃあ、明日からお弁当作るね!朝学校行く前にカフェの方に寄ってくれる?」


「……わかった」


私に笑われたことが不服なのか充希くんは若干、嫌そうな表情を浮かべつつも、最終的にはコクリと、素直に頷いてくれた。


明日から、とりあえず充希くんの好みに合わせてお弁当作ってみよう…!
帰りに好きなおかず聞いて、買い出しして帰ろうかな。


そんなことを考えていると。


「あ!季里ちゃん、朝のメッセージの件だけど…」


和音さんが思い出したように口を開いた。