まったく、自分の身体のことより私のお弁当の心配するなんて…。
「…うん。季里ちゃんありがとね、カフェもしばらくは休まないとだから…台所好きに使って」
私は困り顔でお礼を言う和音さんを見て、クスッと微笑んだ。
「わかりました、そしたら使わせてもらいますね。あ!充希くん。私、学校行く時はお弁当作っていくけど、充希くんの分もよかったら作ろうか…?和音さんのお弁当に比べたらそんなに凝ったものは作れないけど…」
「…は?あんたが…??」
急に話を振られて驚いたのか充希くんはそう言って、ポカンとした表情を浮かべている。
すると。
「あら〜!それは名案ね!充希、ちゃんと用意しないとご飯面倒くさがって食べない時もあるし、ちょっと心配してたのよ〜季里ちゃんが作ってくれるなら安心だわ」
少しでも負担を減らせればと、思いつきでした提案に意外にも和音さんの方が食いついてきた。



