「和音さん…!充希くんも!!」
ようやく2人に会えて、ホッとしたのも束の間、私は和音さんの姿を確認して、顔が青ざめる。
それもそのはず、和音さんの右腕は包帯でぐるぐる巻になっているし、顔のあちこちにはすり傷が確認できた。
「…和音さん…その手は…!?というか、一体何があったんですか…?」
こちらに駆け寄ってくるくらいだから足の方は大丈夫そうだが、全体的に痛々しい姿に、私は慌てて和音さんに問いかける。
「…いやぁ。話すと恥ずかしいんだけどね…ちょっと道で盛大にコケちゃって…手をついたのは良かったんだけど…ボキッと、いっちゃったみたいでね。あはは、こんな簡単に折れるなんて思わないからビックリしちゃったわ」
そう言って、ケラケラと笑い飛ばす和音さん。
「…はぁ。本当に勘弁してよ、こっちは救急隊の人から母さんが事故に会ったって聞いて、生きた心地しなかったんだから、それが病院に来てみたらヘラヘラしてるし…」



