恋と、嘘と、憂鬱と。



*.+ ❀ *:・゚*


充希くん、どこにいるのかな?


ようやく病院にたどり着いた私は、外来の受付辺りでキョロキョロと、あたりを見回していた。


駅前の病院は、かなり広く入り口付近の案内図も見てみたが正直ピンとこない。


とりあえず、受付の人に聞いてみようか?


自分で考えていても埒が明かないと考え、外来の受付に足を進めようとした時。


「季里ちゃーん!心配かけてゴメンね!!私は大丈夫だから!」


…!!


と、聞き覚えのある声が背後からして私はクルリと振り返った。


そこには、瞳にウルウルと涙を溜めて私の方に向かってくる和音さんの姿。


そして。


「ちょっと、母さん!怪我人のくせに…走らないで。てか、うるさくしてたら看護師さんから白い目で見られるから」


さらにその後方からは呆れたように和音さんを追いかける充希くんの姿もあった。