恋と、嘘と、憂鬱と。


……は!もしかして、連絡遅くなったの気にしてわざわざ電話してくれたのかな?それなのにびっくりして出れないとか…申し訳無さすぎる!!

心の中で謝りつつ、私は折り返しの連絡をするため、ガタッと席を立った。

「真凛ちゃん、ちょっと電話してくるね」

「うん、わかった〜」

真凛ちゃんにそう告げ、廊下に出ると、スマホを操作し、耳元に近づける。

プルルル、プルルル。

無機質な機械音が鳴り、5コール目でようやく繋がった。


「…あ!和音さん!さっき電話出れなくてすみません」


とりあえず、慌てて電話に出れなかったことに対する謝罪をし、相手からの返答を待つ。

しかし。

「……僕だけど…」

と、電話先から聞こえてきた予想外の声に私はハッと目を見開いた。

「…充希くん??」