彼女のおかげで、ようやくきっかけを作れた私は内心ホッと胸をなでおろしていた。
すると。
「…そうだったの?ゴメンね。こっちだけで盛り上がっちゃって…季里ちゃん言いづらかったしでしょ?」
遥奈先輩がポツリと言葉を漏らし、申し訳無さそうに私を見つめる。
「い、いえ!こちらこそ言うのが遅くなってしまって…今日、下宿先に戻ってからまた確認してグループチャットに連絡します…!」
私は慌てて、首をブンブンと横に振りながらそう告げた。
「うん!お願い…!じゃあ、とりあえず場所は季里ちゃんからの連絡待ちってことで…あとは…皆、来週ちゃんと予定空けといてね〜」
「「「はーい」」」
遥奈先輩の声かけに久瀬先輩以外の部員が素直に返事を返す。



