恋と、嘘と、憂鬱と。


「…う、うん。大丈夫だよ」


「本当に?なんかさっきから元気なさそうで、どうしたのかなと思って顔色みたら、なんか青白いし…具合悪いなら、今日は早めに帰る…?あ!私も一緒に行こうか?美桜先輩にはメッセージ言れとくし…!」


サッと、スマホを取り出し、メッセージを打とうとする真凛ちゃん。


そんな彼女に対し、


「ううん…!真凛ちゃん、私大丈夫だよ。でも、今日はちょっと申し訳ないけど先に帰ろうかな。1人で帰れるから真凛ちゃんは部活顔だしてって?」


と、私は慌ててそう答えた。


部活を楽しみにしていた真凛ちゃんを巻き込むわけにはいかない。


「…本当に大丈夫?」


ジッと、真剣な表情で私の目を見つめて話す真凛ちゃん。

本気で心配してくれてるんだと伝わってきて心がポッと、あたたかくなった。


「ありがとう。大丈夫だよ。家も遠くないし、帰ったら下宿先の大家さんもいるから」