ミサンガ

「いや~、ありがとね美咲。簡単に信じてくれて。おかげですんなりいったよ」
「うるさい」
「あっ、ごめん。秀君のことは私に任せてね」
そう言うと、心菜は高らかに笑いながら屋上から出て行った。