保健室の死神くん




「せ、先輩は」

「なに」

「他人に興味がない……って」



言ってませんでした?

言ってましたよね!



「なかったんだけどねえ」

「あっ」



ヘアゴムを外され

髪に、指を遠される。



「くるくる」

「く……癖毛、なんです」

「おもしろい」



おもしろい!?


人のコンプレックスで遊んでる!


「もう他の誰かのパシりなんてしなくていい」



そう言って、はにかんだ

美しい死神さんは



わたしの命こそ奪わなかったけれど――



「でも俺が呼んだらすぐに来て」



魂が奪われるのは時間の問題だろう。



Fin.