肩を落とし、一人で靴箱へ。 えっ? ちょっと待って! 夢原は何で 靴箱の前に立っているわけ? 「衣織(いおり)くんって、もう誰かに 昨日のノートを借りちゃった?」 「借りてないけど……」 「入学式の時…… 約束したから……」 俺にノートを差し出した夢原は 真っ赤な顔で、走り去っていった。 かぁぁぁぁぁ/// 今のテレ顔、マジでやめて/// 俺のことが好きなの?って 都合よく、勘違いしちゃうから///