「や、約束って、何かしたっけ!?」
小学校を出て。
大通りを歩いている。
私の問いかけにねこはちさんは、
「いや、何もしてねぇけどよー」
と、しれっとした様子で答える。
(……調子狂うんだから)
きっとこれが漫画だったら。
私の頭の上に、ぐちゃぐちゃの落書きみたいな丸が、いっぱい描いてあるはず。
もしくは私の顔の周りに、汗マークがぴょこぴょこ飛んでるように描いてあるのかも。
そんなことを考えつつ、先を歩くねこはちさんの後ろをトボトボ歩いていたら。
「おめぇさん、いっつも元気無いなぁ」
振り返りつつ、ねこはちさんが言う。
何だかその言葉にムッときちゃったんだ。
だから、
「友達がたくさんいるねこはちさんには、わからないよ」
なんて、嫌味を言ってしまった。
じわっと目に涙が溜まる。
(だめ、泣いちゃいそう……)
そう思った瞬間。
目から大粒の涙が、こぼれ落ちた。
小学校を出て。
大通りを歩いている。
私の問いかけにねこはちさんは、
「いや、何もしてねぇけどよー」
と、しれっとした様子で答える。
(……調子狂うんだから)
きっとこれが漫画だったら。
私の頭の上に、ぐちゃぐちゃの落書きみたいな丸が、いっぱい描いてあるはず。
もしくは私の顔の周りに、汗マークがぴょこぴょこ飛んでるように描いてあるのかも。
そんなことを考えつつ、先を歩くねこはちさんの後ろをトボトボ歩いていたら。
「おめぇさん、いっつも元気無いなぁ」
振り返りつつ、ねこはちさんが言う。
何だかその言葉にムッときちゃったんだ。
だから、
「友達がたくさんいるねこはちさんには、わからないよ」
なんて、嫌味を言ってしまった。
じわっと目に涙が溜まる。
(だめ、泣いちゃいそう……)
そう思った瞬間。
目から大粒の涙が、こぼれ落ちた。