夜が明けたら君に幸せを。

「なに、海行くの?それなら爽也と海の家のバイトするから、遊びにおいでよ」



突然後ろから現れた汐江くんに驚いて、思わずびくりと反応してしまう。



「え、何それ初耳!行く行く!」



私の横から花音にスマホを見せている汐江くんがあまりにも近くて、心臓がドキドキとうるさかった。


最近、汐江くんが近づいてくるだけで苦しくなる。なんなんだろう、この気持ちは…?





「明日香の水着可愛いー!ワンピースタイプだ!」


「花音のも可愛い」



あっという間に夏休みが来て、今日は花音と海に来ていた。


本当は玲音も来るはずだったけど、今日は叔父さんとの面会日で来れなくなってしまった。


少し心配だったけど、玲音は「俺は大丈夫だから、明日香は楽しんできて」と思ったよりも平気そうだった。



一応何かあったらすぐ連絡するようにとは言ったけど、本当に大丈夫かな…。



「明日香ー!浮き輪膨らませよー!」



花音が貸し出し用の浮き輪を二つ持ってきてくれた。



「汐江くんたちは?」