「さて、瑠々ちゃん。 今日は何して過ごそうか。瑠々ちゃんのしたいことしていいんだよ」 したいこと…、と、考えてはみるが何も思いつかない。 素直にそのことをノートに書くと、香織さんはう~んと考え込む。 「じゃあ、まずは、この辺を散歩してみるのはどうかな。 もし、一人で出掛けたくなった時に迷子になったら困るからね」 私は香織さんの言葉に頷き、出掛ける準備をする。 「もし、しんどくなったらすぐに言ってね」