『プロット』陛下の呪いを解きたいだけなのに、うっかり目立って魔導師団長に気に入られました。

恋愛(ラブコメ)

夏みのる/著
『プロット』陛下の呪いを解きたいだけなのに、うっかり目立って魔導師団長に気に入られました。
作品番号
1676675
最終更新
2022/08/31
総文字数
1,694
ページ数
2ページ
ステータス
完結
PV数
176
いいね数
0

 魔女の末裔・ロロナは、森でひっそりと暮らしている。
 祖先が王族を呪ったせいで、世は魔女狩り真っ只中。祖先魔女が当時の王を呪ったのは、弄ばれて捨てられたから。仕返しに悪夢を見る呪いをかけたのである。その呪いは王の血筋に代々表れる。
 でも呪うのはだめよね、とロロナは自分の代で呪いは終わらせると息巻いて王都へ向かった。

 魔女の血筋は灰色髪で赤い目をしていた。ロロナはバレないために色を変え、今代の陛下に近づくために魔導師団に入団。試験では魔物を吹っ飛ばし「とんでもねー新人がきた」と注目を浴びる。

 陛下に会うため成果をあげていたら、優秀新人賞を取るほどになる。師団長リヴァルにも気に入られ、仕事も振られ、ロロナは全部完璧にこなすので評価は上がる一方。
 時には助け助けられ、リヴァルへの恋心を自覚したとき、なあなあではダメだと本格的に陛下に近づく方法を考える。
 ようやくチャンス到来。以前王妹の護衛で刺客を退けたロロナは、褒賞を貰えることになった。
 褒賞式には陛下も臨席すると知り、ロロナは「魔女だって伝えて、呪いを解くから口付けさせてくださいってお願いするのよ!」と腹を括る。

 褒賞式前夜。ロロナは魔導師団員と宰相が、褒賞式に陛下毒殺の計画を企てている場面に遭遇する。リヴァルに報告しようとするが、背後を襲われ気絶してしまう。目覚めたロロナは城の地下室に閉じ込められていたが、意地で脱出。

 褒賞式の開式閉式は、陛下が聖杯の祝酒を口にすることで成される。褒賞式の大広間に飛び込んだロロナは「飲んじゃダメー!」と叫ぶ。その時のロロナの姿は、元の魔女の色に戻っており、一同は壮絶とした。
 ロロナは企てを話すが、宰相はロロナの姿を利用して罪を被せようとした。
 それを庇ったのはリヴァルであり、玉座にいる者は影武者で自分こそが王だと宣言する。リヴァルは宰相を裏から探っており、今回の件で失脚させることができた。

 リヴァルは薄々ロロナが魔女だと気づいていた。そして本来の目的をロロナから聞かされたリヴァルは、ロロナを抱きしめながら囁く。
「口付けは、呪いを解くためだけなのかい?」
 違うと答え、ロロナはリヴァルと想いを通じ合わせることができた。
 今までの活躍によりロロナは魔導師団員としての人気も高かったので、正体が魔女だと知られたあとも皆に受け入れられたのだった。

 
あらすじ

呪いを解きたい魔女が正体を隠して魔導師団に入ったり、仲間と大騒ぎしたり、魔導師団長には気に入られてチョコレートで釣られたり……ひとりぼっちだったロロナの王都ライフが始まる。

※本作はプロットです。小説作品ではありませんのでご注意ください。

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