先生が黒板に、今日は転校生を紹介すると書いた。 どんな人なのか、周りはそわそわしている。 教室に入ってきたのは、君だった。 僕は、嬉しいと思ってしまった。 もう、会いたいと思うことも少なくなったと思っていたのに。 心のどこかでは、本当はずっと会いたいと思っていたんだ。 君の席は、僕の隣。 もうそろそろ、潮時だ。自分のことを話そう。